ヒガンバナ(彼岸花)
 

   
ヒガンバナ科バナヒガン属

<学名>
   
   Lycoris radiata

 
    Lycoris(リコリス)はギリシャ神話の
       海の女神リコリスの名前に由来
       とても花が美しいことから

     radiata  放射状の舌状花

<花期>
     9月中旬〜9月末 

<原産地>

     中国

<由来>
   秋のお彼岸の頃に咲く花

   彼岸の入り9/20〜彼岸明け9/26頃 

<別名>
  ・別名 「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)。
    ”天上の花”という意味。
   おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天から
   ふってくるという仏教の経典による。
  ・「路(みち)の辺(へ)の 壱師(いちし)の花の
    灼(いちしろ)く 人皆知りぬ わが恋ふる妻」
    万葉集 柿本人麿(かきのもとひとまろ)
    (壱師の花=彼岸花、といわれる)

<知識>
  ・根のところにはリコリンという毒があるが、
   この毒は水で何回もさらせばとれるので
    昔の人はこの根の部分からデンプンをとって
   飢饉の際の食料とした。
   ・田んぼのあぜ道や土手に多くみかけるが、
    これはノネズミがあぜ道や土手に穴を開ける
    のを、 彼岸花の毒性のある球根を植えること
    で防ぐ、 という説と、
     彼岸花の根茎は強いため、田んぼのあぜ部分に
     植えてあぜの作りを強くするため、
    などの説がある。