報徳楽校八期5日目
 報徳学習

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 2.網引き

船が戻ってきたら、二手にわかれ分かれていよいよ地引網開始です。
海岸から400mほど沖まで網をしかけますので、網が長くしばらくは機械で巻き上げ、漁師さんの合図が出たらみんなで引き始めます。

それぞれ何度も往復して引いていきますが、これが結構重いのです。 子どもだけではとても引けないので大人も本気で参加してもらいました。
「しっかり引かないと魚が逃げるよ」との漁師さんの掛け声で、写真と取りながら、引っ張ったり、話しながら引っ張ったり、
夢中で引っ張ったりと、しばらくの間は波打ち際と網巻機との間を往復する時間が続きました。 

   
      

      
 
 こうして引き続けること30分、ようやく網が見え始めました。 ここからしっかり引かないと魚が逃げてしまうので、
 気を引き締めてみんなの協力で引き続けたのです。

  
場 所 : 尊徳記念館 30家族
参加者 : 児童48/保護者37名/スタッフ16名=合計101名
3.大漁

なんとこの日の漁獲は大漁。

アジ、サバが沢山網に入ってました。 子ども達はこんなに魚が獲れた様子を見たことなかったようなので、興味津々。
漁師さんが魚を手に「こればアジ、これがサバ、お高級魚のカンパチだ」などと説明してくれ、網を使って樽に移してくれました。
カンパチは18匹、小さなタイが1匹含まれていました。予想していたシラスが全く見られず、「どうします?」と問われ、
どう処理するかしばし悩みました。 収穫した魚は参加者が処理の対応をしなければならないのです。

   

2017年8月19日

 
1.出航/網の仕掛け
 
朝8:30ほぼ皆揃ったら、船を出して網を仕掛けます。 みんなで船を見送りながら子どもたちは早速波に足をつけて遊び始めていました。 
  
  
 台風5号による波浪により予定していた6日が中止になり
19日に仕切り直しの地引網。
予定変更で参加できなくなった方、参加できるようになった方
様々でしたが初めての地引網無事実施できました。

 漁獲はシラスを狙っていたのですがなんと、
シラスはとれず代わりにアジ、サバが大漁、
カンパチ18匹、タイもとれお母さんたち、漁師さんの協力もあり
無事さばき、焼き魚にしておなか一杯食べ、
それでも残った魚は天日干しにしてみんなで持ち帰りました。

 海辺の遊びも楽しかった地引網となりました。
4.調理

 シラスなら現地で釜揚げしてもらい持ち帰るという計画でしたので、獲れた魚を見てどうしようかと考えてしまいました。
とにかくさばいて食べられるだけ食べようと計画し、皆さんに声をかけたらエミル、ふっきーがさばき始めてくれ、
それをお母さん方が交代で洗って、塩をつけて焼けるようにしてくれました。

 なにしろ大漁なので全部を食べられそうもなく、相談の上開いて少しでも干しておけば持ち帰られると判断し
サバの開きも作ることにしました。
私たちの作業を見かねて漁師さんがさばいてくれたのでなんとか処理できる見通しがつきました。
参加者の皆さんが交代でこの作業をしてくれたこと、ありがたかったです。

   
    
 
 
こうしてまずはアジ、サバを焼いて食べたのです。
注文していた昼食のフライよりも今日とれたばかりの魚の
塩焼きはとてもおいしかったです。
親も子もおなかがいっぱいになるまでたくさん食べました。

前日夜に雨が降ったため、この日は海風があるというものの
蒸し暑い一日となりましたが、みんな元気に遊び、魚をたくさん食べ、
海辺のテントの中でゆっくりと話をして、午後2時に解散しました。

夏の一日、魚も大漁でとても良い一日となりました。
来年の夏は何をしようかなと考えながら、名残惜しく撤収しました。